見どころ紹介

ATTRACTIONS

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09.出店の辻

福地(八百津町)から中野方を経由して蛭川に至るこの道は、巡見使(じゅんけんし)(または巡検使)も通ったこともあり、記録では天保(てんぽう)9年(1838)が最後とされているが、庄屋はここまで出迎えるのが常であったことが記されている。(町史P163)
坂折酒屋山形屋(やまがたや)(本柘植)が、醸造家が酒の小売りを直接禁止した時代に小売りする店(出店)を出し簡単な煮売りも出した場所で、当時人々の憩いの場でもあったという。天保年間の坂折組申合書(もうしあわせしょ)、明治3年橋立組倹約取締書(けんやくとりしまりしょ)にも出店等で飲食を禁じている(町史P203)ということは、反面、村人たちの楽しみの場であったということなのだろう。

この柘植家は坂折開発の祖、山田惣右衛門(そうえもん)を初代とし、江戸時代には苗木藩有数の御用達、豪農であり、二人扶持(ふち)あるいは三人扶持を授かり、武士待遇を受けていた。また幕末に庄屋を務めた柘植、河方両家の後見を務め、明治以降、県会議員、村長を歴任。村には多大な影響力のある家柄であった。(現なごみの家)

※巡見使…藩主や役人を視る 巡検使…地方の情勢を視る(コトバンク)
※扶持…扶持米の略で武士に米で与えた手当

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