見どころ紹介
ATTRACTIONS
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01.坂折峠の待ち伏せ
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02.殿様の井戸
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03.ねむのき(合歓木)橋(おさ(筬)橋)
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04.馬頭観音様(ばとうかんのん)
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05.小石塚と猪垣(ししがき)
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06.わらじ売り場
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07.赤河道(あこうみち)の道標
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08.山の神・三界万霊塔(さんかいばんれいとう)・坂折鳥居場(さかおりとりいば)三十番札所(ふだしょ)
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09.出店の辻
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10.出店
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11.下権現神社(したごんげんじんじゃ)と遥拝所(ようはいじょ)
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12.一本がや(榧)とおさ橋(まめがや)
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13.ちば坂(血取場)
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14.穀止め(こくどめ)とため池
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15.河合道の分かれ(山久の裏)
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16.まんば(万葉)と馬三界万霊塔(うまさんかいばんれいとう)
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17.薬師堂
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18.古市場(ふるいちば)
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19.春日の森
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20.春日の森の寄合(米騒動)
藩主が最後に黒瀬街道を下った記録
藩主が最後に黒瀬街道を下ったのは明治元年のことであった。
苗木の殿様 12代遠山友禄(とおやまともよし)は、大政奉還、戊辰戦争(ぼしんせんそう)と目まぐるしく変わる政変の中、藩政改革、幕府打倒と討幕の機運も高まる時期に勤王の意を表し、京都へ出発の命を受けた。
時は明治元年(1868)4月。4月22日出発しようとしたが、木曽川増水のため、中津川より中山道経由では発つことができず、やむを得ずコースを変更。翌23日、黒瀬街道(苗木―中野方村―福地村―久田見村―黒瀨湊)より中山道へと足を進めた。これは、おそらく藩主が通った最後の公道としての役目であったと思われる。
(苗木藩政史 P16,205)