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写真あり小学生絵日記民話

45.力石

街道筋で力石川沿いのこの一帯の字を『ちからいし』という。川の名称は、以前は『大谷(おおたに)』であったが、昭和40年代度重なる土石流が起きたため、行政による砂防工事が行われ、その頃から『力石川』と呼ばれるようになった。その時『力石』本体は、牛馬耕から機械耕に変わりつつある時期で、邪魔になり、廃棄されることとなったが、古老各務四郎八さんが、由緒ある石を破棄するのは惜しいと、自宅に運んで保護されていた。

平成になりご近所了解のもと、くわがしらの会により、元の位置に安置された。そこには昔話が残っている。

〇昔、たんぼの用水路に大きな石が落ち込み、下流の田んぼに水がいかなくなって耕作ができず困っていた。人々は力を合わせて取り除こうとしたが、びくともしなかった。人々が困り果てていたところへ、1人の男が来て、石を持ち上げ、用水路から出してくれた。人々は喜び、そして男は、殿様から『鬼の黒兵衛』というお褒めの名をもらったという。

〇この石は道端に据え置かれていたが、何年も経った後、奉行所から力のある者を仲間(ちゅうげん)として採用するから、力のある者を差し出すよう(推薦)庄屋に達しがあり、庄屋は希望者を集めてこの石をさげさせ、一番力のある者を差し出したという。その後、付近の若者たちはこの石を『力石』と呼び、石をさげ上して力を競ったという。このような大きな石は、昔、がごじ(大きな背負い籠)をしょって歩いた時分の籠を置いて休む場所だった。

中野方の民話

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