見どころ紹介

ATTRACTIONS

20.春日の森の寄合(米騒動)

米が他村に出荷されると米不足や値上がりを懸念した一部小百姓たちが、落札の手引きをした豪農が村内にいることを知り、無尽(むじん)の席で相談。『天狗(てんぐ)の落とし文(おとしぶみ)』で歳の瀬に村人たちを社に集め、首謀者達が先導して『釜飯(かまめし)制裁(せいさい)』を行った。騒動は徒党禁止令にもとづき制裁され、首謀者12名は召し捕らえられて罪を受けた。この事件は日頃の富農に対する貧農の反感も騒動を大きくしたかもしれない。騒動に参加した百姓も『お叱り』の罰を受けた。その後、この騒動に加わらないよう指示した者も、村人の反感を買い6名が『村八分』の制裁を受けた。(中野方町史)

※村八分…葬祭、火事以外の付き合いはしないこと
※無尽…金融の一形態 組織内部で貸し借りを行うこと 無尽講と言った
  『瓦無尽』『たんす無尽』などという言葉が残っている
※天狗(てんぐ)の落とし文(おとしぶみ)…天狗からいただいたという匿名の怪文書 傘証文と同じような使い方  首謀者を隠しあるいは平等に責任を負い、団結する意志
※釜飯制裁…その家に行き取ってきた米をみんなで食べてしまうこと
※徒党禁止令…当時は言論の自由、集会の自由は与えられず、違法として厳禁されていたため、うわさが苗木に伝わると、藩庁は村役人に事件の真相調査を命じた。

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