見どころ紹介

ATTRACTIONS

13.ちば坂(血取場)

平坦な道が続いた後の急な坂道、そこを『ちば坂』という。『血取場』とは馬の病気治療や蹄を切ったりするところである。「馬には余分な血があって、それを取れば疲労を回復し元気になる」と、毎年2回、伯楽と呼ばれる馬医者を招き、馬の舌や尾の付け根辺りに『刃針(はばり)』を刺して、血を取り、同時に灸をすえたり、蹄を削ったりして治療していたという。そして、血取がすむと、組中の者が『血元(世話係)』の家に集まって、伯楽を招待して祝宴を催したという。
馬の血取りは、明治40年代、蹄鉄の普及と共に消滅した。馬の多い山村であるので、血取場は何カ所もあり、こういう場所には馬頭観音が祀られていた。ここにあった馬頭観音は他の場所に移されて祀られているということであるが、現在10基の観音像が残っている。最も古い馬頭観音は宿竹にあるもので、寛永(かんえい)4年(1751 江戸時代初期)のものである。(町史 P202)

※馬の多い地域であったので、他にも、大日橋の南側には『馬捨場(うますてば)』という俗称地名が残り、宇塚の西、笠置山へ続く尾根の中腹には、山で仕事をする人が馬に荷をつける場所であった『荷つけ場(につけば)』という字名も残っている。

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